ただ前を向いて歩いて行こう 道はなくても

いつの話掘り出してんだお前、と言いたくなるような話題ですが(笑)今更過ぎる日生アナザーの振り返りをさせてください。
9月に東京・日生劇場にて上演されていた『ANOETHER』、わたしは7公演ほど観劇させて頂きました。交互出演などを考えるとわりとバランスよくどのパターンも見られたのかなと思います。…多分wそのあたりを毎日しっかりとチェックしていたわけではないので定かじゃないんですが、朝日が最後までいる昼公演も見られたしバカレア、謎、混合と見た記憶があるのでおそらくそうかな、と(笑)
というわけで以下、舞台を見て感じたことをつらつらと。


ツイッターの現場用アカでは関東で気になったひと数人と関西ひとりずつの感想を少し語らせてもらったんですが、同じようなものになりそうだしここでは少し触れるだけで。
神ちゃんが舞台上にいない時によく見ていたのは松本幸大くんと梶山朝日くんと京本大我くん。みんな個々でタイプは違うけどダンスが好きだなーと思って見てました。こたくんはお芝居も好き。インパクトあったな〜と思うのは諸星くんです。お笑い面がどうとかでなく(もちろん面白すぎたけどw)単純に舞台上での立ち居振る舞いが堂々としててよかったなって。あとはじめて生で見たゆまたんの目ヂカラと小顔っぷりと美貌は素晴らしかったし0番たるに相応しい存在感がありました。ダークネスかっこよかった。

ジャニオタとしては相当歴の短いわたしですが、若手俳優オタの時代がわりと長いので高校生の頃既によく地元から東京大阪への遠征はしてまして…それでも同じ演目のために何度も遠征するということはしたことがなかったので(いつも一度の遠征で2、3回見て終わりというかんじでした)、一ヶ月のうちに三度も上京させてしまう神ちゃんの力ってわたしにとって物凄いんだな…と改めて自分のことながら感心しました。正直内容的にも神ちゃんの役柄・出番的にも満足のいくものではなかったんですが、頑張ってる神ちゃんを見られることが本当に幸せだったし何より東京でお仕事をする神ちゃんを生で見られるなんてなかなかない!今行かなきゃ後悔する!という気持ちがわたしをそうさせたんだと思います。

蓋を開けてみれば関西ジュニアの座長公演と言ってしまっていいのか多少怪しいものではありましたが、それでもやっぱりはっきりとした明確なデビューグループのいない中で挨拶を任されていたのは関西のメンバーであり、あれは関西ジュニアの座長公演だったんだろうなあ、と今になってぼんやりと思います。はい。
全体的な感想とか考察とかが書けたらいいんでしょうけど、例によって例の如くわたしは日生でも基本的に神ちゃんしか見れていないのでそんなことができるはずもなく(笑)
それからはっきりと言ってしまえばわたしはまず根本的に日生アナザーへ期待を掛け過ぎてしまっていて、初見での感想はあーこんなもんか、だったんですよね。ジャニーズ舞台へ触れた経験がまだ浅いためうまく飲み込めないというか、話の筋はわかるんだけどトンデモ展開への慣れがないというか。なのでもう二回目の観劇の時点でストーリーについて深くどうこう考えるのはやめて、とにかく神ちゃんを主軸として見ようと決めてしまったんです。カミヤマの性格や性質、考え方から見える人間関係や展開に集中していたため何を語っても多分カミヤマ中心の感想になってしまう気がするので、そのあたりにはもういっそ触れません。
お芝居に関しては神ちゃんは松竹からの安定したキャラ作りで、見ている側に不安を不安を持たせることなくいつもしっかりとカミヤマという役を演じていたと思います。たまーに台詞を噛んだりしてハラハラすることはあったけどねw
いつも同じ役を同じ安定感で演じる、というのは簡単なように思えて実はわりと難しいことだと思うんですよね。でもそれってきっと彼の中でしっかりとカミヤマというキャラクターの性格やバックグラウンドなどの役作りが完成されているからなのかな〜…という深読みをしながら見ていました。オタクの勝手な願望ですけど(笑)

松竹のときの感想でも書いたんですが、わたしは急げ若者が本当に大好きで。それはとにかく神ちゃんの全力のダンスが拝めるからというのがなによりの理由だったんですが、日生アナザーでもうひとつこの曲を好きな理由が増えました。
曲の後半のあたりのフォーメーションで、神ちゃんが下手側で縦一列の一番前のポジションで踊るところがあるんです。そのとき神ちゃんの後ろにはもちろん他の人もたくさん付いているわけで、そこには東京のジュニアもたくさんいて。東京という関西ジュニアからしたらいわば憧れであろう地で、ステージの一番先頭に立ち東京のジュニアを後ろに付けて踊る神ちゃん。その光景は何度見ても物凄く興奮して、双眼鏡を持つ手が思わず震えました。
一度だけかなり前方の席のちょうどこのときの神ちゃんの立ち位置ドンピに座ることができたのですが、双眼鏡なんて使わなくてもくっきりと腕の血管まで見えるような場所で、視界の中に何にも誰にも遮られず踊る神ちゃんの姿を捉えることができるなんて本当に嬉しくて、ああこれが前列に立つということなんだなと改めて実感できた瞬間でした。いつもわりとこの曲にチケ代全部!な勢いでしたが、あの日のあの公演だけは本当にこの瞬間だけにチケ代払ったなという気分でした…もう、とにかくかっこよかったんです。本当に。ボキャ貧つらい。

それからショータイムのラスト、鼓動。パート割りがーとかフェイクがーハモリがーとか色々と言いたいことはあるんですが、これ以上は何を言ってもただの愚痴と文句なのでもう言いません。散々友人と語ったのでここでは口を慎みます。笑
ですが東京の、日生劇場のステージの上で真っ直ぐ前を見据えて【ただ前を向いて歩いて行こう 道はなくても】と歌う自担の姿、というのはなんというか感慨深いものがありました。彼らは常に前を向いて一歩ずつ歩いている、進んでいるけど、その足元に道なんてないんですよね。暗闇の中をただ目の前に見えるのは光なんだと信じて進んでいるだけといいますか。わたしはオタクですしこうやって何かに例えて気持ちを重ねた気になってしまう種類の生き物なんですが、夢を持ってそれに向かってひたすら走り続ける姿はやっぱりすごくかっこいいし素敵だし、それを見守れることがすごく幸せだなあと思います。目の前にはまだ道はないけれど今踏み締めた足元には地面ができているし、その地面に咲かせた小さな花を見逃さないように大事にしながら応援していきたいなあと思った、そんな一ヶ月でした。

あっという間に秋が終わって、冬です。クリパです。有り難いことに初日のチケットが手に入ったので、神ちゃんがいるであろうと信じて行ってきます〜!
冬の神ちゃんもかっこよくてかわいくてキラキラをたくさん振り撒いてくれるに違いないと期待してるので、一週間後が楽しみでしかないです♡