365日分の愛

ジャニーズWESTとして7人でのデビューを日生劇場の舞台で発表されたあの日から丸一年。結成日、っていう扱いでいいのかな。

あの日までのこと、あの日のこと、そして今のとても個人的でちいさなわたしの想いを少しだけ、2015年2月5日の19時にここへ残しておきます。

 

あの日わたしは日生劇場ではなくいつも通り関西にいて、夕方になるにつれてどきどきそわそわしながら何度もツイッターを開いてはTLを確認していて。18時半を過ぎた頃くらいだったかな、そろそろ幕間じゃないかと一層そわそわして不安と緊張に押し潰されそうになりながら数分に一回くらいの頻度で更新を繰り返していたら、19時過ぎにそこに流れてきたテレビ誌のアカウントからのツイート。多分、一番最初はTVfanだったのかなぁ。それから続々と各誌からのツイートが流れてきて、そこに浮かぶ”7人でのデビュー”の文字、そしてその中に”神山智洋”という名前がきっちり並んでいることに言葉が出なくて。何度も何度もTLの同じところを指でスライドしていったりきたりして確認して、夢でも見ているみたいで信じられなくて、興奮状態のまま職場のトイレに駆け込んで。そして同じ神ちゃんのファンである友人に電話をかけて、「神ちゃんデビューだよ」「嬉しい」「よかった」「夢が叶った」って泣きながら何度も何度も同じ言葉ばかりお互いに繰り返しては喜びを噛み締めあっていたのを今でもはっきりと覚えています。そのあとすぐに仕事に戻らないといけなくて、電話をしたのはほんの5分か10分そこらだったと思うけど。

 

もちろん、できることならわたしだって2014年2月5日のあの時、あの場所に居たかった。だけど日生の案内は申込みどころか青い封筒を開けてすらいなかったし、おたくごととは関係ない事情で東京へ行くのが難しかった。かなり無理をすればなんとか行けなくはないしギリギリまでどうするか考えて何度も夜行バスのサイトとにらめっこもしてみたけれど、結局最後の最後で踏み切ることができなかった。正直グッズやドル誌の件で予感はいろいろとあったし、もうこれ以上期待ばっかりさせて振り回さないでくれ、なんて勝手な怒りもあったけどやっぱりそれ以上に自分にとって幸せで都合のいい未来を想像してしまう自分がいました。2月3日の時点で公演期間中頃のチケットを1公演分だけ譲ってもらえることになっていて(元々ディズニーランドに遊びに行くつもりで日にちも空けてあったし足も確保してました)だからもしもの未来が来たらそのときは行けるように、と準備はしていたんです。だけどいくら事前に解禁されたいくつもの情報があったとしても、それまでの一ヶ月で疲弊しきっていたわたしの心では神ちゃんが出演するという公式の確定情報もない、チケットもない状態で初日のその日に単身東京へ乗り込むという最後の一歩を踏み出すことはできませんでした。こればっかりは今でも後悔が残るけれど、でも今こうやって笑っていられる未来にいるからこそ悔いることができるんですよね。だってあの日7人でのデビューが発表されていなければ、あのまま4人でのデビューが続行されていたとしたら、後悔することだってできなかったんですよ。できれば後悔なんてしたくはないに決まってるけど、絶望したままよりずっといい。比べるまでもない。

 

このブログでも何度も触れてきたように、わたしはあの一ヵ月間を悪夢のような日々だったと今でも思っています。すごく、ものすごくショックだった。”ジュニアの子の担当になる”ということに覚悟を決めて応援してきたつもりだったけど、根っこの部分ではできていなかった。当然ですよね、だってあれは、自分が一番に応援してきた子がデビューから漏れる、ということの痛みの深さは、実際に経験してみないときっとわからない。

あけおめでの神ちゃんの姿を見て”このひとがここにいる限り、ステージに立ち続ける限り応援していこう”と気を持ち直してはいたけれど、本当の意味では前を向けていなかったなと思います。応援し続けることはもちろん本心だったし嘘偽りのない気持ちだったけど。まるで神ちゃんはもういらない、必要ない、って言われてしまったみたいでそれが悲しくて悔しくて、見返してやる、選ばなかったことを後悔させてやる、なんて心の奥でどこかやけくそになっている自分がいた。わたし自身のことじゃないのにね。ふと真夜中に突然嫌なことが頭を過ぎって「これからええじゃないかをどこかで耳にするたびに苦しくなるのかな」「もうこれからずっと心の底から神ちゃんを好きでいて楽しいって思えることなんかないのかな」「好きなのをやめたら解放されるのかな」そんなことばかり考えて、気付いたら布団の中で嗚咽漏らして泣いてる、なんて日もあったりして。情緒不安定にもほどがあるだろって話ですけど…笑 とにかく家にひとりでいるとき以外は、毎日なんでもないようなふりをして無理矢理笑っていました。もう二度とあんな思いはしたくないなって、こうして一年経った今でも思い出すたびに胸が痛みます。

 

だから7人のデビューが決まって単純に神ちゃんの夢が叶ったこともそうだし、なにより神ちゃんを、わたしが好きになったひとを、必要としてくれている場所があることが本当に嬉しかった。神ちゃんに帰る場所ができたことが、必要だって仲間だって言ってくれる大切なメンバーができたことが、そのメンバーと一緒に神ちゃんが笑っていられることがただ幸せで。なんだかもうそれだけで、すごく救われたような気がしたんです。

CDデビュー、MV撮影、音楽番組への出演、レギュラー番組、テレビ誌ドル誌以外の雑誌への掲載、握手会、メンバー全員での舞台、アルバム発売、リリースイベント、写真集発売、”ジャニーズWESTのメンバー”として名前を残すそれぞれの個人仕事、DVD/Blu-ray発売、ファーストコンサート…この一年間、本当にたくさんの出来事がありました。それはもうこっちのお財布が悲鳴を上げるくらいにたくさん。笑 そのどれもが嬉しくて楽しくて、こんなに幸せでいいのかな?って思わず不安になってしまうくらいに次々と絶え間なくやってきて。そしてそれと同じ数だけいろんな表情を見ることができました。扱いや立ち位置に不満を覚えることもあったけど、それすらもこの一年間で随分と変化があったように思います。後から入れてもらったくせに贅沢言うなとかそういう意見もあるかもしれません。ていうかある、よね。だけどやっぱり横並びがいいって願ってしまうのはわたしが神ちゃんのファンだからだし、メンバーだってそう望んでるからっていうおたくの勝手なエゴでもあるし、まぁそんな甘い世界じゃないんだよって叱咤されることかもしれないんですけど。でもそれすらも彼らは彼ら自身の力で覆してきているようにここ最近は特に思えて、そのことが嬉しくてたまりません。メンバーの誰もが”7人であること”を必要として、それぞれの魅力を尊重しあえる7人。そんな彼らだからこそ7人でのジャニーズWESTという今を、未来を掴み取ることができたんだろうなあ。7人でいることを選んでくれてありがとうって、何度だって言いたいです。

 

神ちゃんのことを好きになれてよかった。このひとについていこう、応援しようと決めてよかった。おい20140101のわたし聞いてるか、お前今幸せすぎて泣いてるぞ!*1

 

あれから一年、間違いなくあの頃のわたしより今のわたしの方がもっとジャニーズWESTを、神ちゃんを好きになっているって胸を張って言えます。2015年2月5日のわたしもこうして”ジャニーズWESTの”神山智洋くんのファンでいられて幸せです。

改めて、ジャニーズWEST結成一周年おめでとうございます!

*1:2014年2月6日0時過ぎのツイート